【8月8日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は7日、朝鮮半島での緊張の高まりを受け、韓国が北朝鮮に対する防衛費として米国に支払う額を「大幅に」増やすための協議が行われていることを明らかにした。

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 トランプ氏はツイッター(Twitter)で、「米国は過去数十年、韓国からごくわずかな額しか受け取ってこなかったが、トランプ大統領の要請で韓国は9億9000万ドル(約1050億円)を支払った」と指摘。「米国への支払いをさらに増やすための協議が始まった。韓国は大変裕福な国で、今は米国が提供する軍事防衛に貢献する義務を感じている。両国の関係は大変良いものだ!」と述べた。

 1950〜1953年の朝鮮戦争(Korean War)は和平協定でなく休戦という形で終結しており、米韓は以降、安全保障条約を結び、北朝鮮の脅威に備えて韓国に米兵2万8000人超を駐留させている。

 しかしトランプ氏は在韓米軍の駐留費用に繰り返し不満を表明してきた。韓国は2月、在韓米軍駐留経費の2019年の韓国側負担を、18年までの5年間の協定で定められた額から8.2%増やし、9億2400万ドル(約980億円)とすることで米国側と合意したと発表した。(c)AFP