【8月11日 Xinhua News】中国本土の上場ゲーム会社は2019年7月31日時点で198社で、2018年末より3社増えた。中国A株上場会社に占める比率はいくらか低下したが、各証券市場では10社余りが上場を待っている。このほど上海で開かれた「中国ゲーム資本サミットおよび2019中国上場 準上場ゲーム会社競争力調査報告発表会」で分かった。

 伽馬数据(CNG)が発表した関連リポートによると、今年上半期(1~6月)、中国ゲーム市場の実質売上高は1163億元1000万元(1元=約15円)だった。

 2008年から新たに上場したゲーム会社は130社、うち2010~2014年はゲーム会社の集中上場期となり、8割以上のゲーム会社が中国A株を通じて上場した。

 業績が不安定で評判リスクが高いなどゲーム会社の負の要因が明らかになるにつれ、ここ数年、中国A株市場は上場基準を引き上げ、管理監督と審査を厳しくしている。それにもかかわらず、2018年も12社が上場。多くのゲーム会社が中国香港と米国の株式市場に上場しており、優良なゲーム会社が上場チャンスに恵まれることを示している。

 中国A株上場企業の統計結果では、2018年、メディア産業は全体として不振で、各業界も一定程度の評判低下を被り、純利益の伸び率はいずれも大きく低下。ただゲーム株の粗利益率は依然としてトップで、しかも2017年より小幅に拡大した。これはゲーム株の高い収益力を示している。

 2018年、主要上場ゲーム会社の売上高の伸び率は11.2%で、2017年よりいくらか低下したが、依然としてゲーム市場全体の伸び率を上回った。上場ゲーム会社は依然として中国ゲーム産業の主要な推進力だ。

 2018年、主要上場ゲーム会社のゲーム事業売上高の伸び率は、ほとんどすべての会社が市場平均を上回ったが、企業間の差は鮮明となった。売上高20億元以上の企業数はいくらか増えたが、主要上場ゲーム会社のうち赤字企業は7社で、2017年より4社増えた。(c)Xinhua News/AFPBB News