【8月7日 AFP】ロシア・シベリア(Siberia)にある弾薬庫で5日、火災と爆発があり、捜査当局は翌6日、1人が死亡、8人が負傷したと発表した。避難した住民は数千人に上っており、依然帰宅できずにいるという。

【動画】ロシアの弾薬庫で火災、1人死亡 爆発の瞬間

 火災が発生したのは、クラスノヤルスク(Krasnoyarsk)地方アチンスク(Achinsk)近郊にある、ロシア軍の大砲用の火薬庫。

 同国連邦捜査委員会は、この火災と爆発により1人が死亡、8人が負傷したと発表した。当局によると、爆発は6日までに収まったものの、軍が被災した住宅地区の後処理に当たっており、避難した住民の帰宅には至っていない。

 同捜査委は刑事捜査に着手したことを明らかにしている。火災原因は判明していないという。

 国防副大臣は、処理作業を支援するため、70人から成る部隊が現場入りしたと述べた。テレビ放送された同副大臣の話では、「人的ミス」が火災を引き起こしたとみられている。

 地方当局者らによると、アチンスクとその周辺から9500人以上が勧告を受けて避難。自己判断で避難した人も6000人に上るとされる。(c)AFP