【8月6日 AFP】イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のダービー・カウンティ(Derby County)を率いるフィリップ・コクー(Phillip Cocu)監督は5日、イングランド代表元キャプテンのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が選手兼コーチとしてチームに加入するといううわさに関し、推測で物を言うことを避けた。

 イングランドの最多得点記録保持者であるルーニーは、米メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッド(D.C. United)と2021年までの契約を結んでいるが、ダービーに渡るのではないかと報じられていた。

 ハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)との開幕戦に2-1で勝利したダービーのコクー監督は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に「現時点では何も言えない。われわれは今チームの強化に取り組んでおり、具体的な名前については決まるまで何も言えない」とコメントした。

「このチームには貴重な戦力になり得る選手がたくさんいる。いつだってクラブは手元にあるリソースで最高のものを引き出そうとするものだ。あと数日たてば、きっともう少し話せると思う」

 ルーニーの家族は米国で落ち着いて暮らすことができておらず、現在の契約が満了になる前にイングランドへの復帰を希望していると報じられているが、ルーニー本人は先月、自身の未来は今後も米国にあると強調していた。

 また、先週にMLSオールスターゲーム(2019 MLS All-Star Game)に出場したルーニーは、指導者としてのキャリアに言及し、「コーチングは以前からずっと考えていること」「今はライセンスを取得している途中。引退してサッカーから離れてしまうのは残念だから」「指導者の道に進む意欲はある。適切な機会が出てくればうれしい」と話していた。(c)AFP