【8月5日 AFP】インド政府は5日、ジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)州に付与されている特別自治権を、大統領令への署名により剥奪した。

 アミト・シャー(Amit Shah)内相が議会で、ラム・ナート・コビント(Ram Nath Kovind)大統領が、同州に特別自治権を付与する憲法第370条を廃止する大統領令に署名したと発表した。

 この大統領令には「即時」発効するとの規定も盛り込まれている。

 インド・パキスタン両国が1947年に独立して以降、カシミール地方は両国によって分割され、インド側のジャム・カシミール州では反政府運動が過去30年にわたって続いており、数万人が死亡している。(c)AFP