【8月5日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2019)第9戦、ラリー・フィンランド(Neste Rally Finland 2019)は4日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)が優勝。ここ4戦で3勝目を挙げ、年間トップの座をさらに固めた。

 シトロエン(Citroen)のエサペッカ・ラッピ(Esapekka Lappi、フィンランド)に25.6秒差をつけて大会連覇を果たしたタナックは、「本当にうれしく思っている。とても良い週末だった」と話している。

 トヨタのヤリマティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala、フィンランド)は3日目途中まで首位に立っていたが、岩にぶつかりタイヤをパンクさせ、最終的にはラッピと7.6秒差の3位でフィニッシュした。

 年間順位では、180ポイントに伸ばしたタナックが、WRC6連覇中でシトロエンのセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)に22ポイント差、ヒュンダイ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)に25ポイント差をつけて首位を守った。

 また、マニュファクチャラーズ部門では、ヒュンダイが262ポイントでトップを維持しているが、今大会でトヨタが差を24ポイントに縮めた。シーズンは残り5戦となっており、次戦のラリー・ドイツ(ADAC Rally Deutschland 2019)は8月末に行われる。(c)AFP