【8月5日 AFP】19F1第12戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2019)は4日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)はチーム戦略が功を奏し、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)との接戦を制して劇的な逆転優勝を果たした。

 3番グリッドからのスタートとなった前年王者のハミルトンは、レースの大半でフェルスタッペンの背後につけていたが、残り3周となる67周目でついにリードを奪った。

 ハミルトンのハンガリーGP制覇は史上最多の7回目であり、これがGP通算81勝目。自身初のポールポジションを獲得したフェルスタッペンを優勝させたいと考えていたレッドブルの望みを打ち砕き、夏季の中断を前にドライバーズタイトル争いで2位に62ポイント差をつけた。

 一方、タイヤが消耗するまでの間、レースの大半で先頭に立っていたフェルスタッペンは、17.796秒差で2位に入り、終盤のピットストップ後には最速ラップを記録した。

 その下の順位では、総合優勝4度のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)とシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)のフェラーリ(Ferrari)勢が3位と4位に入り、マクラーレン(McLaren)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)とレッドブルのピエール・ガスリー(Pierre Gasly)がそれぞれ5位と6位に続いた。

 また、アルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が7位、メルセデスのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が8位、マクラーレンの新人ランド・ノリス(Lando Norris)は9位、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が10位につけた。ボッタスは1周目でトラブルに見舞われ、ピットストップを強いられた。

 メルセデスでレースエンジニアを務めるピーター・ボニングトン(Peter Bonnington)氏は、「走行も戦略も最高だった」「きょうのレースであのようなことをできるのは君だけだ」とハミルトンを称賛した。

 途中まではレッドブルと同じ戦略だったメルセデスだが、残り約20周という終盤の場面でピットストップするギャンブルに出ると、新しいタイヤになったハミルトンは20秒差を詰めることに成功。フェルスタッペンはリードを失う前、チームに「タイヤが終わった」と言っていた。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表は、フェルスタッペンに対し「残念ながらメルセデスの賭けが成功した」「でも君も全力を尽くした」と声をかけた。

 フェルスタッペンが勝利した先週の第11戦ドイツGP(German Grand Prix 2019)ではミスが続き散々な結果に終わるも、しっかりと巻き返しに成功したハミルトンは「チームにとって新たな勝利のように感じる」「やれるかどうか分からなかったし、チームの戦略を疑ったことは申し訳なく思う。でも素晴らしかった」とコメントした。(c)AFP