【8月2日 AFP】米歌手ケイティ・ペリー(Katy Perry)のヒット曲「ダークホース(Dark Horse)」は盗作だとする著作権侵害をめぐる裁判で、米ロサンゼルス連邦地方裁判所の陪審は1日、ペリー側に損害賠償金約270万ドル(約3億円)を原告のラップ歌手に支払う義務があるとの判断を下した。

【写真】2008年10月と2018年9月に撮影されたケイティ・ペリー

 同陪審は先に、2013年リリースの同楽曲の一部で使用されているリズムが著作権侵害に当たると認定していた。

 ペリー個人には原告のラップ歌手フレーム(Flame、本名:マーカス・グレイ<Marcus Gray>)に55万ドル(約6000万円)超、また所属レーベル「キャピトル・レコード(Capitol Records)」には120万ドル(約1億3000万円)の支払いが言い渡された他、プロデューサーらにも賠償負担が命じられた。

 原告の弁護団は、約2000万ドル(約21億円)の賠償金を求めていた。

 この判断を受けてペリーの代理人は、原告側が訴えを取り下げない限り、上訴する方針を直ちに示した。

 2014年の提訴以来、この問題は音楽業界の注目を集めている。(c)AFP