【8月5日 Xinhua News】中国の投中研究院がこのほど発表した2019年第2四半期(4~6月)インターネット業界投融資リポートによると、中国のインターネット業界の投融資市場活発度は前年同期比でやや下がったが、資金調達件数は第1四半期と比べやや伸びた。中国証券報が伝えた。

 第2四半期、中国インターネット業界の合併・買収(M&A)市場の取引完了件数は前年同期比50%減の27件、公開されたM&A金額は45・25%増の66億3900万ドル。投中研究院は、M&A金額の大幅増は主に、世紀華通による盛躍網絡の完全子会社化などの大型案件の影響によるものだとし、インターネット業界の資源統合が進むにつれ、大型M&Aが続出していると指摘した。

 リポートによると、第2四半期のインターネット業界の資金調達件数は172件、融資総額は50億5900万ドルで、第1四半期の157件、19億4700万ドルを上回ったが、前年同期比ではいずれも20%超の大幅減になった。投中研究院はこれについて、インターネット業界の発展が減速する中、業界全体の資金調達の活発度は全体としてやや下がっているとの見方を示した。インターネット企業が従来事業のモデル転換・高度化に拍車をかける中、電子商取引(EC)やビッグデータなどの注目分野の資金調達は相対的に活発となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News