【8月2日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)は1日、予備予選2回戦の第2戦が各地で行われ、ルーマニア1部のFCウニベルシタテア・クライオヴァ(Universitatea Craiova)はハンガリー1部のブダペスト・ホンベードFC(Budapest Honved FC)とのPK戦を3-1で制し、3回戦進出を決めた。この一戦では、観客席から投げられた物体が主審を直撃したため、一時中断となった。

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 クライオヴァのホームで行われた試合は、第1戦に続き0-0で90分を終えると延長戦に突入。すると両チームの選手たちは揉み合いになり、観客席から投げ込まれた発煙筒がアーノルド・ハンター(Arnold Hunter)主審の近くで爆発した。

 ルーマニアのテレビ局ディジスポルト(Digisport)が撮影した映像を見る限り、ハンター主審には観客席から投げ込まれた物体が直撃しているようだった。試合はその後30分以上にわたって中断し、治療を受けた39歳のハンター主審は、試合の成り行きをめぐる混乱が続く中、ピッチを後にした。

 最終的には第4審が残り1分となった試合を再開させると、得点が生まれないままタイムアップとなり、クライオヴァがPK戦を制し勝ち上がりを決めた。

 しかしルーマニアメディアは、試合が終了となったのは試合が中止になれば審判団とホンベード側の安全を地元警察が保証できなかったからにすぎないとしている。(c)AFP