【8月1日 CNS】中国・商務部の李成鋼(Li Chenggang)部長助理は7月31日、東南アジア諸国連合(ASEAN、アセアン)が中国の第2の貿易パートナーとなり、中国企業が行う投資重点地域になったことを明らかにした。

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 北京で記者会見に臨んだ李部長助理は、中国とアセアン間の貿易額は継続増加しており、今年の上半期における中国とアセアン間の輸出入総額は2918億5000万ドル(約31兆8467億円)に達し、前年同期比で4.2%増となったと述べた。アセアンは米国を追い越し、中国の第2の貿易パートナーになった。

 投資面において、アセアンは中国企業が行う対外投資の重点地域となっている。公式データによると、2018年末時点で、中国とアセアン双方の累計投資額は2057億1000万ドル(約22兆4615億円)に達し、過去15年間で22倍も増加している。

 中国は貿易黒字を求めることはせず、アセアン諸国からより多くの商品を購入することを希望していると語った李部長助理は、今後も引き続き中国とアセアン間の自由貿易区関連の契約や議定書を着実に実行し、貿易と投資の増加を促進し、自由貿易区の経済技術提携に力を入れると話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News