【8月1日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は7月31日、シベリア(Siberia)の広域でここ数日にわたって延焼を続ける森林火災に対応するため、軍の派遣を命じた。

 当局によると、延焼地域は31日時点で中部と東部の約740万ヘクタールに及んでいる。

 異例の規模の火災により、現地では複数の都市が黒煙に包まれる事態となっている。環境問題の専門家らは、住民への健康被害に加え、地球温暖化が加速する恐れがあると警告している。

 鼻を突く臭いのする煙の影響は、小規模な集落にとどまらず、西シベリア(Western Siberia)とアルタイ(Altai)地方の主要都市や、ウラル(Urals)地方のチェリャビンスク(Chelyabinsk)、エカテリンブルク(Yekaterinburg)などにも及んでいる。空の便にも乱れが生じている。

 クレムリン(ロシア大統領府、Kremlin)は国内メディアを通じ、「非常事態相の報告を受け、プーチン氏は国防省に消火活動に加わるよう指示した」と発表した。

 国防省が通信各社に明かしたところによれば、被害の最も大きい地域の一つ、クラスノヤルスク(Krasnoyarsk)に軍用機10機とヘリ10機が派遣されたという。

 インタファクス(Interfax)通信によると、既に消防隊員約2700人が消火に当たっている。

 映像前半は、上空から捉えたクラスノヤルスク地区。7月30日撮影。後半は、消火活動に当たる同地区の消防隊員ら。6月20日撮影。クラスノヤルスク森林当局が撮影、提供。(c)AFP/Theo MERZ