【8月1日 AFP】世界ボクシング評議会(WBC)は31日、ディリアン・ホワイト(Dillian Whyte、英国)の薬物検査で「禁止薬物の存在を示す」結果が出たことを受け、暫定世界ヘビー級王座と同級王者デオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)の指名挑戦者としての承認を、暫定的に停止すると発表した。

 ジャマイカ生まれで31歳のホワイトは、7月20日に英ロンドンで行われたオスカル・リバス(Oscar Rivas、コロンビア)戦の3日前に薬物検査で陽性が判明したが、独立調査委員会の聞き取り後に対戦が許可されていた。

 この一戦を判定の末に勝利したホワイトは、2012年から14年にかけてドーピングによる出場停止処分を受けている。

 WBCによる処分決定を前にホワイトは、自身について語られていることは「くだらなくてがっかりだ」とコメントしたが、仮にB検体が陽性となれば、キャリアを脅かす出場停止処分を受ける可能性もある。

 WBCはコメント文で、「オスカル・リバスとの対戦に関連し、英国反ドーピング機関(UKAD)が収集したディリアン・ホワイトの検体から禁止薬物の存在を示す結果がもたらされた」とし、これを受けてホワイトに対する「暫定ヘビー級王座と同級の指名挑戦者としての承認を暫定的に停止する」と発表した。

 WBCによると、ホワイトにはこの件に関する調査の聞き取りの場で、自らの主張を発表する機会が与えられることになるという。

 ホワイトのプロモーターを務めるエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏は前週、ホワイトは「完全に打ちのめされている」と語っていた。

 ドーピングによる出場停止が明けてからホワイトは18戦を戦い、15年のアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)との試合で唯一の黒星を喫している。(c)AFP