【8月1日 AFP】北朝鮮がミサイル発射実験を行い、米韓合同軍事演習の中止を求めたことに関し、米国防総省高官は7月31日、演習は予定通り実施すると述べた。

 北朝鮮は相次ぎミサイル発射実験を実施し、うち1回について、米国との年次軍事演習をめぐる「南朝鮮(韓国)軍部好戦勢力に対する厳重な警告」だと表明していた。

 北朝鮮側は、同国の核・ミサイル開発計画をめぐる米朝の長期的な外交プロセスが演習によって頓挫しかねないと警告しているが、この高官は匿名で「いかなる計画の調整や変更も承知していない」と言明した。

 さらに同高官は「われわれは2つのことをしなければならない。外交官らに交渉のための適切な余地を与えることと、対話が再開した際にそれに資するよう、環境づくりを支援することだ。われわれは対話再開を期待している」と語った。(c)AFP