【8月1日 AFP】韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮人男性1人が両国間の軍事境界線を越えて韓国側に入り、1日早朝に拘束されたと明らかにした。現在はソウルで事情聴取が行われているという。

 男性は脱北したとみられるが、身元や、警備の厳重な境界線を越えて韓国側に入った実際の理由は明らかになっていない。

 韓国軍は、この男性は7月31日深夜、朝鮮半島を南北に隔てる非武装地帯(DMZ)にある軍事境界線を越え、南に向かって移動しているところを発見されたと説明。さらに、男性は北朝鮮国民で、現在は韓国政府の関連機関が越境の方法や動機について事情聴取を行っているとした。

 同軍はまた「境界線沿いの北朝鮮軍に特に動きは見られない」とした。(c)AFP