【8月1日 AFP】フランス・リーグ1のナント(FC Nantes)を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督が、リーグ戦の開幕まで2週間を切る中で辞任することになったと、クラブに近い情報筋が31日に明かした。

 ミゲル・カルドーソ(Miguel Cardoso)前監督の後任として、昨年10月からナントを率いている67歳のハリルホジッチ監督は、ヴァルダマー・キタ(Waldemar Kita)会長や、社長を務める同会長の息子と激しく対立している。

 現役時代にナントやパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属し、旧ユーゴスラビア代表でもプレーしたハリルホジッチ監督は、チームの戦略や補強策について批判してきた。

 ナントはハリルホジッチ監督の辞任についてのコメントを拒否したが、情報筋は、2日に行われるイタリア・セリエAに所属するジェノア(Genoa CFC)との親善試合後に指揮官が辞任すると示唆した。

 ナントは11日にリール(Lille OSC)とのリーグ1開幕戦を控えており、現在ユースチームを率いているステファン・ジアニ(Stephane Ziani)監督が新指揮官の候補に挙がっている。(c)AFP