【8月1日 AFP】米ブロードウェー(Broadway)の演出家・プロデューサーのハロルド・プリンス(Harold Prince)氏が7月31日、短期間の病気の末、死去した。91歳だった。プリンス氏は「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)」をはじめとした人気ミュージカルの数々に関わり、トニー賞(Tony Awards)を史上最多の21回受賞した。

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 プリンス氏の輝かしいキャリアは60年以上続き、同じくミュージカル界の巨匠であるスティーブン・ソンドハイム(Stephen Sondheim)氏やアンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber)氏と共に、「カンパニー(Company)」「スウィーニー・トッド:フリート街の悪魔の理髪師(Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street)」「オペラ座の怪人」「エビータ(Evita)」といった人気作品を世に送り出した。

 訃報を受け、プリンス氏に対する追悼コメントが続々と寄せられている。ロイド・ウェバー氏はツイッター(Twitter)への投稿で、プリンス氏を「ミュージカル界の王子」と呼び、「この素晴らしい人は、私にたくさんのことを教えてくれた。彼ほどミュージカルに精通した者はいない」と書き込んだ。

 代理人が電子メールでAFPに伝えたところによると、プリンス氏はアイスランドの首都レイキャビクで息を引き取った。

 プリンス氏は1928年1月30日、米ニューヨーク生まれ。1940年代後半から1950年代前半に、プロデューサー・演出家のジョージ・アボット(George Abbott)氏のアシスタントとして演劇界へ足を踏み入れた。

 アボット氏のミュージカル「パジャマゲーム(The Pajama Game)」の共同プロデューサーとして有名になり、同作品は1955年にトニー賞ミュージカル作品賞を受賞した。

 1966年、ミュージカル「キャバレー(Cabaret)」でさらに成功を収め、その後はソンドハイム作品の多くに関わり、高い評価を得た。(c)AFP