【7月31日 AFP】韓国の裁判所は29日、南太平洋の島国フィジーで信者約400人を監禁し、暴行したり残忍な儀式を受けさせたりしていた韓国カルト教団の指導者に対し、禁錮6年を言い渡した。

 終末論を説く「グレースロード教会(Grace Road Church)」の創始者シン・オクジュ(Shin Ok-ju)被告は2014年、フィジーに移住すれば迫りくる自然災害から身を守れると信者らに信じ込ませた。しかし信者らは現地に到着するとパスポートを没収され、悪霊を払うとの名目で殴打されたり野蛮な儀式を受けさせられたりしたという。

 裁判所は「被害者たちは集団暴力になすすべもなく苦しみ、身体的苦痛だけでなく、激しい恐怖と著しい精神的ショックを経験した」として、シン被告に対し暴行や児童虐待、詐欺など複数の罪で有罪判決を下した。

 国民の25%以上がキリスト教徒の韓国では、キリスト教系のカルト教団が急速に増加している。5月にも、救世主を自称して複数の女性信者をレイプしたカルト教団の指導者に対し、禁錮16年が言い渡された。(c)AFP