【7月31日 AFP】ザトウクジラの口にくわえられるアシカを捉えた驚くべき写真が22日、 野生動物カメラマンのチェース・デッカー(Chase Dekker)さん(27)によって撮影された。

 海洋生物学者でもあるデッカーさんは、「一生に一度」の瞬間を捉えたのは、カリフォルニア州モントレーベイ(Monterey Bay)でのホエールウオッチングクルーズ中だった。

 インタビューとインスタグラム(Instagram)への投稿での回想によると、デッカーさんは、ザトウクジラの群れが餌の奪い合いをしているのに気付いた。クジラたちはアンチョビ(カタクチイワシ)をむさぼる中、不運なアシカ1頭が逃げ遅れ、とうとうクジラにくわえられてしまった。

 デッカーさんはすぐさま愛用のカメラを取り出し、信じられない瞬間を写真に収め始めたという。

「二度とお目にかかれないかもしれない瞬間を撮影できたことで、有頂天だった」とデッカーさん。

 クジラが口を閉じることはなかったので安心してほしい、とデッカーさんは言う。アシカは大きく動揺していただろうが、どうにか泳いで逃げることに成功した。

 デッカーさんはインスタグラムで、大魚にのみ込まれた後に吐き出された旧約聖書のヨナ(Jonah)を引き合いに出し、「あのアシカはまさに『ヨナの体験』をした」と語っている。(c)AFP