【7月31日 AFP】米国とイランの間の緊張が高まる中、米政府は30日、原油輸送の要衝ホルムズ海峡(Strait of Hormuz)の安全確保に協力するよう、ドイツに正式に要請した。

 在ドイツ米大使館のタマラ・スタンバーグ・グレラー(Tamara Sternberg-Greller)報道官は声明で、「われわれはドイツに対し、ホルムズ海峡の安全確保と、イランの攻撃に対抗するため、フランスや英国の仲間に加わるよう正式に要請した」「ドイツ政府当局者は、航行の自由は保護されるべきだと明言してきた・・・私たちは、その保護は誰によってなされるのか、という点を問いたい」と述べた。

 イラン革命防衛隊(IRGC)が今月19日に英船籍のタンカー「ステナ・インペロ(Stena Impero)」をホルムズ海峡で拿捕(だほ)したことを受けて、英政府は25日、同海峡を航行する英船籍の船舶の護衛を英海軍に命じていた。

 ドイツでは、あらゆる海上作戦、特に米国主導の海上作戦はイランとの紛争の危険性を高めるのではないかと多くの政治家が懸念しており、米国の要請は大きな議論を呼んでいる。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、北大西洋条約機構(NATO)の共同防衛に対する貢献が不十分だとしてドイツを批判してきた。(c)AFP/Frank ZELLER