【7月31日 AFP】アルゼンチンサッカー協会(AFA)は30日、同国代表のリオネル・スカローニ(Lionel Scaloni)監督が契約を延長し、2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)の南米予選までチームを率いることになったと発表した。

 W杯ロシア大会でベスト16敗退に終わったアルゼンチンは、ホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)前監督を解任しており、41歳のスカローニ監督はそれから約2週間後の8月に暫定指揮官に就任した。

 昨年11月、スカローニ監督の契約期間は今年12月にまで延長されていたが、今月上旬に閉幕したコパ・アメリカ(2019 Copa America)でチームが3位となったことを受け、同指揮官はW杯の出場権獲得というミッションに挑むことになった。W杯の南米予選は2020年3月から2021年11月中旬まで続く。

 また、これによりスカローニ監督はアルゼンチンとコロンビアが共催する来年のコパ・アメリカでもチームを指揮する予定だ。

 同国代表を率いるまで指揮官としての経験がなかったスカローニ監督は、今回のコパ・アメリカの結果を受け、バロンドール(Ballon d'Or)を通算5度受賞しているリオネル・メッシ(Lionel Messi)をはじめとした選手から支持を集めた。

 しかし、アルゼンチンがチリに2-1で勝利した同大会の3位決定戦で一発退場となり、南米サッカー連盟(CONMEBOL)から1試合の出場停止処分が科されたメッシは、南米予選の初戦に出場することができない。(c)AFP