【7月31日 CNS】中国の大手投資「富徳集団(Fude Holding Group)」とサンリオの中国100%子会社「三麗鴎上海国際貿易」が29日、中国・海南省(Hainan)三亜市(Sanya)に「ハローキティ・リゾート」を建設することで合意し、契約に署名した。

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 建設場所は、三亜市の東北部の海岸「海棠湾(Haitang Bay)」で、2024年に開園し、テーマパーク、ホテル、商業店舗、レジャー、娯楽、美食体験、ショッピング体験などを一体化した総合リゾート施設となる予定。

 ハローキティなどのブランドを所有するサンリオは、1960年に設立。500を超すスターキャラクターを所有している。サンリオは現在、世界で子会社25社を所有し、そのうち2社は直営のテーマパークだ。

 サンリオと手を組んだ富徳集団は、香港の著名な企業家である潘正洲(Pan Zhengzhou)氏が一手に育てた企業だ。海南島の文昌で生まれた潘氏は、中国の改革開放の当初から現在に至るまで、故郷である海南島に対する諸々の投資を行い、海南島における観光開発や教育事業に携わっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News