【7月30日 AFP】女子テニス、元世界ランキング1位のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)とヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)が、米シンシナティ(Cincinnati)で行われるウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)にワイルドカード(主催者推薦)で出場することが決まった。

 5個の四大大会(グランドスラム)タイトルを誇る32歳のシャラポワは、すでに生涯グランドスラムを達成し、これまでにツアー通算36勝を挙げている。しかし、現在の世界ランクは82位となっており、2014年の全仏オープン(French Open 2014)を最後にグランドスラムの優勝から遠ざかっている。

 長引く肩のけがで4か月以上にわたり戦列を離れていたシャラポワは、グラスコートシーズン中に復帰を果たしたが、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)の初戦では第3セットで途中棄権を強いられた。

 シャラポワは2011年にウェスタン&サザンオープンで優勝しており、直近の出場となった2014年には4強入りした。

 一方、ツアー通算49勝を収めている39歳のヴィーナスはグランドスラムで7度優勝し、準優勝も9回経験している。現在のランキングは50位だが、2000年のシドニー五輪ではシングルスで金メダル獲得したほか、五輪の舞台では妹のセレーナ(Serena Williams、米国)とのダブルスで3度の栄冠に輝いている。

 25年にわたるプロキャリアでウェスタン&サザンオープン出場は今回が7度目となり、最高成績は2012年のベスト4。先日のウィンブルドンでは、15歳の予選勝者コリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)の前に初戦敗退を喫した。

 全米オープン(The US Open Tennis Championships 2019)の前哨戦である今年のウェスタン&サザンオープンは、来月12日から18日まで開催される。(c)AFP