【7月30日 AFP】スペイン5部リーグのFCアンドラ(FC Andorra)は29日、必要なライセンス料を連盟に支払い、3部に昇格することになったと発表した。FCアンドラは、1部のFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するDFジェラール・ピケ(Gerard Pique)が所有している。

 3部リーグではCFレウス・デポルティウ(CF Reus Deportiu)が破産し、他にサモラ(Zamora CF)やアルコベンダス(Alcobendas CF)といったチームが昇格候補に挙がっていた。

 しかしスペインサッカー連盟(RFEF)は、FCアンドラが45万2000ユーロ(約5400万円)を支払うなど「設定された要件を満たした」ため、同チームを選んだと明かした。

 FCアンドラのフェラン・ビラセカ(Ferran Vilaseca)会長は発表文の中で、3部加入に名乗りを上げた理由について「われわれのクラブにとって良い機会」だからだと述べた。

 今回の決定により、昨季カタルーニャ(Catalonia)州の地域リーグを制したFCアンドラは一気に2ディビジョン上がり、新シーズンからはFCバルセロナB(FC Barcelona B)と同じ3部リーグで戦うことになった。

 昨年12月にピケが率いる「コスモス(Kosmos)」社に買収されたFCアンドラは、かつてレアル・マドリード(Real Madrid)に所属した31歳のミゲル・パランカ(Miguel Palanca)らをこの夏に補強している。(c)AFP