【7月30日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は29日、シングルス復帰へ「かなり近い」状態だと明かし、2週間後に米シンシナティ(Cincinnati)で行われるウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)でのカムバックが「最良のシナリオ」だと話した。

 一時は現役引退を覚悟していた32歳のマレーは1月に股関節の手術を受けると、その後6月に実戦復帰。しかし、現在はリハビリをしながら股関節の反応を見ている最中で、これまでのところはダブルスの大会にしか出場していない。

 兄のジェイミー(Jamie Murray、英国)とのダブルスでシティ・オープン(Citi Open 2019)に出場するマレーは同日、股関節の痛みは感じていないと明かし、今週はダブルスをプレーしながらシングルスの練習を行い、来週もカナダで同じアプローチを続けるつもりだと話した。

 マレーは「準備が整い次第、すぐにシングルスの大会に出場するつもり」「シングルスの練習を行いながら、ダブルスの大会に臨む。そして毎週様子を見る。準備ができるまでそのリズムを続ける」とコメントした。

 その一方で、全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships 2019)出場については控えめな姿勢を示し、「最良のシナリオは、シンシナティかもしれない」「もしそうでなければ、全米オープン後まで待つことにすると思う」「復帰戦は5セットマッチじゃないほうがいい」と語った。(c)AFP