【7月30日 Xinhua News】中国と米国の科学者は29日、江西省(Jiangxi)贛州市(Ganzhou)でこのほど巨大な恐竜の足跡の化石を発見し、アジア初のティラノサウルスの足跡だと確認されたと発表した。中国における白亜紀後期の恐竜の分布や進化を研究するに当たって非常に大きな意味を持つという。

 この研究は中国地質大学(北京)の邢立達(Xing Lida)副教授、英良世界石材自然歴史博物館の鈕科程(Niu Kecheng)執行館長、米コロラド大学足跡博物館のマーティン・G・ロックリー館長ら研究者が共同で完成させたもので、巻頭論文として中国の地質学分野の総合英文学術誌「科学通報」に掲載された。

 邢氏は「これまでに中国で発見された白亜紀後期の恐竜の足跡は非常に少なく、食物連鎖の頂点に立つティラノサウルスのものは言うに及ばない。今回発見された足跡の化石は非常に貴重である」と述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News