【8月2日 CNS】中国・甘粛省(Gansu)蘭州市(Lanzhou)で3月、地元警察が違法ローンの運営者の家から、現金2400万元(約3億7900万円)、建物8棟分の権利証など関係書類、ロールスロイス(Rolls Royce)2台、ポルシェ(Porsche)1台を含む自動車8台を押収したことがわかった。この運営していた組織は、日本円で約170億円にも上る利益を得ていたという。

 この経営者は、巨大な違法ローンの組織を結成し、20以上の融資アプリを設定、23のダミー会社をつくってローン提供の窓口としていた。さらに外部のリスク管理会社とも提携し、代金回収業者24社とも委託協定を結んでいた。

 手口としては、貸し出しの際、あらかじめ30%の利息を先取りし、ローン期間は7日間、返済期限が1日を超えるに当たって10%の追加利息を課し、現金に利息を加えた金額全体に再度利息を乗せるという「雪だるま式」の計算をしていた。期限超え未返済者には、催促電話をしつこく掛け、携帯電話のショートメールをじゅうたん爆撃のように送信する。また、相手が迷惑するような写真を送りつけるなど、さまざまな「嫌がらせという暴力」を用いて、貸し金返済を迫っていた。

 蘭州市公安局刑事隊の趙志軍(Zhao Zhijun)大隊長が示した試算では、2018年7月から19年1月の間に、合計約114万件、貸付総額19億4600万元(約307億円)、回収総額30億2500万元(約477億4000万円)、差し引き粗利10億7900万元(約170億3000万円)という大規模な違法金融取引を行っていた。

 浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)、陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)、安徽省(Anhui)合肥市(Hefei)など6か所の貸出・回収拠点が警察の捜査を受け、身柄を拘束された者は、容疑者216人、勾留されたのは203人に及んだ。(c)CNS-澎湃新聞/JCM/AFPBB News