【7月28日 AFP】サッカー国際親善大会、ユーロジャパンカップ(EUROJAPAN CUP 2019)は27日、日産スタジアム(Nissan Stadium)で行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-1で横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)に勝利し、アジアツアーを締めくくった。

 6万5000人が集まったスタジアムで、シティはベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)のパスを受けたケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)が切り返しから左足で強烈なシュートを放ち先制。マリノスも遠藤渓太(Keita Endo)のゴールで追いついたが、シティはデ・ブルイネのスルーパスにラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が抜け出すと、相手DFが追いすがる中、GKとの1対1を冷静に制して勝ち越しに成功した。

 ハイテンポな前半を終えた両チームは、後半にややスローダウン。シティは58分にスターリングが追加点を挙げたかに見えたが、ここはオフサイドで得点は認められず、マリノスも中川風希(Kazaki Nakagawa)のシュートがGKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)の好セーブに阻まれ、お互いに得点チャンスを逃した。

 それでもシティは90分、18歳のアドリアン・ベルナベ(Adrian Bernabe)の折り返しのこぼれ球が、最後は20歳のルーカス・ヌメチャ(Lukas Nmecha)に当たってゴールに入り、ダメを押した。予定より遅れて到着した中国では、国営メディアからファン対応を批判されるなど難しい経験もしたシティだが、これでアジアツアーを白星で終えている。

 チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「この後の試合に向けた素晴らしいテスト、準備になった」「こういった試合ができて、われわれにとっては申し分なかった」「ミスもあったが良い試合だった」と話した。

 シティはこの後、来月4日にFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2019)でリバプール(Liverpool FC)と対戦し、その1週間後にプレミアリーグの新シーズン開幕を迎える。(c)AFP