【7月27日 AFP】(更新、写真追加)モンスーンによる豪雨に見舞われているインド・ムンバイ近郊で27日、洪水のために列車が立ち往生し、同国海軍がヘリコプターや救助ボートを用いて、乗客ら800人超の救出作戦を展開した。

 26日夜にコラプール(Kolhapur)へ向けてムンバイを出発したマハラクシュミ急行(Mahalaxmi Express)は、わずか60キロほど進んだタネ(Thane)県で、豪雨により河川の堤防が決壊し、線路が冠水したため身動きがとれなくなった。

 立ち往生してから約12時間後、当局が海軍と国家災害対応部隊(NDRF)に救援を要請。ヘリコプターやボート、ダイバーらが現場に派遣された。

 乗客の手当てのため、救急車両や医師ら少なくとも37人も現場に派遣され、乗客には食料や飲料水が支給されたという。

 インド鉄道(Indian Railways)によると、救助活動開始から約5時間で列車内に取り残された人はいなくなったという。また乗客の中には妊婦9人が含まれていた。(c)AFP