【7月27日 AFP】陸上、全米選手権(2019 USATF Outdoor Championships)は26日、男子100メートル決勝が行われ、クリスチャン・コールマン(Christian Coleman)が9秒99で優勝し、第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)の出場権を獲得した。

 準決勝で9秒96を記録して現世界王者のジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin)に勝利したコールマンは、スタートからフィニッシュまでほぼトップで走りきり、完勝を飾った。2位には10秒12でマイケル・ロジャース(Michael Rodgers)が入った。

 第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)の金メダルを獲得し、ドーハ大会の切符を手にしていたガトリンは、準決勝での敗戦を受けて決勝を棄権していた。

 今季のコールマンは、世界最速タイムの9秒81を記録している。

 一方、女子100メートル決勝では、今季プロに転向したテアナ・ダニエルズ(Teahna Daniels)が11秒20で番狂わせの優勝を果たした。

 スムーズなスタートを切ったダニエルズは加速して中盤でリードを奪うと、リオデジャネイロ五輪のリレーで金メダルを獲得したイングリッシュ・ガードナー(English Gardner)を破った。

 ガードナーは11秒25で2着、モロラケ・アキノスン(Morolake Akinosun)が11秒28で3着に入った。(c)AFP