民主化デモ参加者への暴行で起訴、香港裁判所が警官2人の有罪判決撤回
このニュースをシェア
【7月26日 AFP】香港の上訴裁判所は26日、2014年の民主化デモ「雨傘運動(Umbrella Movement)」に参加していた男性に暴行を加えた罪で有罪判決を受けた警察官7人について、2人の有罪判決を撤回し、5人を減刑とする判断を下した。
警察官の一団がデモ参加者のケネス・ツァン(Ken Tsang)さんに暴行を加える様子は、複数の記者によって撮影されていた。
7人は暴行を加えた罪で禁錮2年を言い渡され勾留されていたものの、数か月後、上訴中に保釈された。
上訴裁は警官2人について、暴行を働いた人物だとツァンさんから特定されておらず、映像でも確認できなかったことから、有罪判決は妥当ではないとしてこれを撤回。残りの警官5人については禁錮15~18月に減刑した。
上訴裁は判決で、ツァンさんが「後ろ手に縛られ横たわった状態で蹴られ、踏みつけられ、殴られたために顔や首、肩、胸、背中にくっきりと残る深刻な傷を負った」と説明し、暴行が「香港の警察のみならず、法の支配自体に対する人々の信頼をも揺るがす」ものだと指摘。しかし、当初の禁錮2年の判決は「明らかに行き過ぎ」だったとの見解を示した。(c)AFP