【7月26日 AFP】USAバスケットボール(USA Basketball)は25日、来月中国で開幕するFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)に出場する米代表メンバー候補として、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のサデウス・ヤング(Thaddeus Young)を筆頭に、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のジュリアス・ランドル(Julius Randle)、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)のメイソン・プラムリー(Mason Plumlee)ら6人が新たにメンバーに加わったと発表した。

 USAバスケットボールのジェリー・コランジェロ(Jerry Colangelo)会長は、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)のマーカス・スマート(Marcus Smart)とジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)、そしてロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のモントレズ・ハレル(Montrezl Harrell)も追加招集されたと明かした。

 グレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)が率いる米代表チームは、W杯3連覇を目指す中で、これまでにメンバー9人が出場を辞退する事態となっている。その中には米プロバスケットボール(NBA)の今季得点王となったヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームス・ハーデン(James Harden)をはじめ、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のアンソニー・デイビス(Anthony Davis)やクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のケビン・ラブ(Kevin Love)が含まれている。

 加えてナゲッツのポール・ミルサップ(Paul Millsap)、ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のダミアン・リラード(Damian Lillard)とCJ・マッカラム(C.J. McCollum)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)のトビアス・ハリス(Tobias Harris)、ロケッツのエリック・ゴードン(Eric Gordon)、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のブラッドリー・ビール(Bradley Beal)も出場を辞退した。

 一方、代表合宿の締めくくりとなるUSAブルー対USAホワイトのエキシビションゲームで、代表チームの練習相手を担う選抜チームのメンバーとして、NBAのオールルーキーでファーストチーム入りを果たしたアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)のトレイ・ヤング(Trae Young)とサクラメント・キングス(Sacramento Kings)のマービン・バグリー(Marvin Bagley)らが選ばれたことも公表された。

 2004年アテネ五輪で銅メダルに終わった後、それ以降の国際大会で通算88勝1敗という素晴らしい成績を残している米代表チームは、来月16日にカリフォルニア州アナハイム(Anaheim)でスペインとの試合に臨み、その翌日に最終メンバー12人が発表されることになっている。

 その後オーストラリアに遠征し、メルボルンで同22日と24日、シドニーで26日にエキシビションゲームをこなした後、31日から9月15日まで32チームが参加するW杯に臨むことになっている。(c)AFP