【7月26日 AFP】米ニューヨークで自転車利用者の死亡事故が急増していることを受け、ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長は25日、自転車用レーンの拡張や利用者の安全性向上に5840万ドル(約63億4000万円)を充てる計画を発表した。

 ひどい渋滞で知られるニューヨークでは、今年に入ってから自転車事故で17人が死亡しており、すでに昨年の全死者数を7人上回っている。

 現在、ニューヨークでは自転車専用レーンを毎年およそ32キロずつ敷設しているが、計画ではこれを48キロにまで増やす。

 交通量の多さにもかかわらず、ニューヨークでは通常1日延べ50万台近い自転車が利用され、その数は1990年から5倍に増えている。(c)AFP