【7月28日 Xinhua News】世界最大の東北虎(アムールトラ)人工飼育繁殖基地である中国横道河子(Hengdaohezi)ネコ科動物飼育繁殖センターでは、今年上半期にアムールトラの赤ちゃん80頭余りが誕生し、中国の人工繁殖のアムールトラ個体群が再び増加した。

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 中国のアムールトラ人工繁殖技術は日々進歩しており、技術スタッフは毎年新たに誕生するアムールトラの数と状態を管理、コントロールしている。同センターでは今年1年間で100頭以上のアムールトラの赤ちゃんが誕生すると見込んでいる。

 アムールトラの繁殖は通常5、6月にピークを迎える。赤ちゃんは母親と100日間過ごした後、園内の野外開放エリアに移されて自立した生活を始め、走力や捕食する能力などを向上させる。

 中国でアムールトラの人工繁殖は既に30年余りの歴史がある。1986年の同センター設立時にはわずか8頭だったが、現在は1000頭以上がハルビン市(Harbin)と牡丹江市(Mudanjiang)に設立された虎林園で暮らしている。(c)Xinhua News/AFPBB News