【7月26日 AFP】フランスの発明家・起業家のフランキー・ザパタ(Franky Zapata)氏(40)が25日、立ったまま搭乗する飛行装置「フライボード」でのイギリス海峡(English Channel)横断に挑戦したが、途中で海に落下して救出された。ザパタ氏のチームが明らかにした。

 チームの一人の話によると、ジェットスキーでの優勝経験を持つザパタ氏は、フランス北部サンガット(Sangatte)からの離陸には成功したものの、難関とされた海上での給油の際に海に落下したという。

 ザパタ氏のフライボードはスケートボードほどの大きさで、小型のジェットエンジン5個を搭載しており、時速190キロで飛行可能。

 同氏は当初、水面から15~20メートルの高さを平均時速140キロで飛び、35キロの行程を20分で横断したいとしていた。

 全身を覆うボディースーツとヘルメットを着用したザパタ氏が、操縦装置を握りしめて空へ飛び立った様子は、SF映画をほうふつとさせた。

 フライボードの燃料は灯油で、バックパックの中に積載されている。ザパタ氏はこの日も、重さ47キロのバックパックを背負っていたが、これでは海峡を渡り切ることができないため、途中で新しいバックパックを受け取る必要があった。

 この種の挑戦では、給油は常に困難な課題とされており、ザパタ氏は波のせいで給油台と接触し、海へ転落したとみられる。

 映像はフランス北部サンガットから離陸した時のザパタ氏、25日撮影。(c)AFP/Julia PAVESI and Stuart WILLIAMS in Paris