【7月28日 Xinhua News】中国国家海外知的財産権紛争対応指導センターが正式に設立された。海外での対応で難しい点や問題点に焦点を絞り、中国企業を指導し、サポートする仕組みの整備を急ぐとしている。24日の国務院政策定例記者説明会で、明らかになった。

 中国国家知識産権(知的財産権)局知識産権保護司の張志成(Zhang Zhicheng)司長は、「中国は対外開放を一段と拡大しており、企業の国際化過程で知的財産権に関する紛争、訴訟が明らかに増えていると述べ、対応指導センターの設立はニーズに対応したものだ」と説明した。

 指導センターの任務、役割として次の2点が挙げられている。1、知的財産権保護の国際協力を促進し、企業の海外での権益維持を指導、サポートする。2、海外の知的財産権に関する情報を提供し、各国の知的財産権制度・規則に対する企業の全面的な理解と十分な尊重を指導、サポートする。

 説明によると、企業や個人はネットプラットフォーム、電話、窓口の三つの方法でセンターに支援を求めることができる。サービスは近くスタートする。

 張司長は「今後、海外進出企業の知的財産権取得・維持をサポートし、企業のリスク対応能力向上を促し、海外での権益の有効な保護を図る」と表明した。(c)Xinhua News/AFPBB News