【8月17日 AFP】南アフリカには「モパネワーム」というガの幼虫を材料にした伝統的な軽食があるが、同国ケープタウンには昆虫食の歴史に新たなページを刻むように、全メニューで昆虫を用いたごちそうを提供するレストランがある。

 今月オープンした料理店「インセクト・エクスペリエンス(Insect Experience)」は、ケープタウンでのグルメ体験に新たな食材を提案するものだ。

 共同経営者でメニュー開発の責任者を務めるレア・ベッサ(Leah Bessa)氏は、昆虫を有望なたんぱく質代替源として研究している。「一般的に昆虫は、たんぱく質や脂質の含有量が非常に多く、赤身の肉に匹敵するほどだ。私たちが用いているアメリカミズアブの幼虫は、亜鉛、鉄そしてカルシウムが、牛肉よりもはるかに多い」

 ベッサ氏によると、昆虫は食物繊維も多く、炭水化物は含まれていないという。(c)AFP