【7月25日 AFP】不適切なテキストメッセージの漏えいを受けて大規模な辞任要求デモが起きていた米自治領プエルトリコのリカルド・ロセジョ(Ricardo Rossello)知事が24日夜、辞任の意向を表明した。自治政府が公開した動画による声明で、8月2日午後5時に辞任すると述べた。

 ロセジョ知事は、2017年に3000人近い死者を出したハリケーン「マリア(Maria)」の義援金をめぐる汚職疑惑で批判にさらされていたが、2週間前、同性愛者や女性、ハリケーン被災者らをばかにしたテキストメッセージを複数の男性当局者との間で送り合っていたことが暴露され、辞任を求める大規模なデモに発展していた。

 23日の時点では、ロセジョ知事は辞任の可能性を否定していた。

 動画が終わると同時に、知事公邸前でデモを続けていた人々からは大歓声が上がり、「オレ、オレ、オレ」の合唱が起きた。(c)AFP