【7月25日 AFP】タイ南部パタニ(Pattani)県にある軍の前線基地で23日深夜、イスラム過激派による攻撃が発生し、民間人を含む4人が死亡した。イスラム教徒が多数を占める同地域では、自治権を求める地元の武装勢力が、軍への攻撃を繰り返している。

 軍報道官がAFPに語ったところによると、武装勢力は手投げ弾を複数回投げ込み、1時間近くにわたって自動小銃を発砲し続けた。監視カメラの映像には、攻撃を受けた兵士らが、逃げたり地面に伏せたりする様子が捉えられている。軍の大佐によると、死亡したのは、上級曹長1人、志願兵2人、地元住民1人だという。

 映像は、監視カメラが捉えた武装勢力による攻撃の瞬間、23日撮影・提供。(c)AFP