【7月25日 AFP】ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)前ロンドン市長(55)が24日、英国の新首相に就任した。ジョンソン氏は、「悲観主義者たち」が間違っていることを証明し、同国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)を10月31日に実現させるためにEU側との新たな合意を形成するか、合意なしで離脱すると宣言した。

 ジョンソン氏はその機知と楽観主義で多くの人に愛される一方、ポピュリズム(大衆迎合主義)的な発言や、ブレグジットをめぐる2016年の国民投票での誇大な主張で批判を受けており、評価が分かれている。

 ジョンソン氏は首相官邸での演説で、合意なき離脱という「わずかな可能性」に対する準備も進めるとの方針を改めて示した。

 しかし、英国が46年間にわたり加盟してきたEUからの離脱は、ジョンソン氏にとって大きな挑戦となる。同氏は議会でかろうじて過半数の議席を確保している状態であり、所属する与党・保守党内では同氏に対する強い反発もある。

 EUは、ジョンソン氏の前任者であるテリーザ・メイ(Theresa May)前首相と合意した離脱協定案について、再交渉はしないとの方針を繰り返し表明している。同案はこれまでに英議会で3回にわたり否決されている。

 ジョンソン氏は、おなじみの楽観的な調子で、状況を打開し、英国を団結させることは可能だと強調した。

 映像は英ロンドンの首相官邸前で演説するジョンソン氏、24日撮影。(c)AFP/Alice RITCHIE and Robin MILLARD