【7月23日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)に移籍したFWアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)は22日、新天地でのデビューが待ちきれないと話し、ほろ苦い形でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を退団することになった自身の心は新しいチームにあると明かした。

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 アトレティコは1億2000万ユーロ(約145億円)というグリーズマンの移籍金に異議を唱えており、バルセロナが支払った額は不十分だったと主張している。

 アトレティコによれば、契約解除額が2億ユーロ(約241億円)から下げられた7月初めよりも前にバルセロナは同選手と交渉していたという。アトレティコは国際サッカー連盟(FIFA)への異議申し立てを検討していると報じられている。

 しかし、国際親善大会の楽天カップ(Rakuten Cup 2019)に出場するため来日しているグリーズマンは、「移籍の結果についてはとても満足している。できるだけ早くプレーしたくてたまらない」とコメントした。

「アトレティコの選手の幸運を祈っている。バルセロナが良い結果を残せるよう、全力を尽くすことに専念している」

 グリーズマンはまた、アトレティコ時代の感謝の気持ちやディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督との強固な関係についても述べたが、今はバルセロナにすべてをささげる気持ちでいると付け加えた。

「チームメートに溶け込んでいくことに集中している。僕の心はここにあって、彼らと共にある」

 バルセロナは23日にチェルシー(Chelsea)との親善試合に臨み、27日にはアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)やダビド・ビジャ(David Villa)、セルジ・サンペール(Sergi Samper)ら元所属選手がプレーするヴィッセル神戸(Vissel Kobe)と対戦する。(c)AFP