【7月23日 CNS】「不夜城」とも呼ばれる都市・上海で、老舗映画館「大光明電影院」と「国泰影院」が15日、市民のナイトライフを豊かにするため、同市初の「24時間映画館」となった。

 ただし、「24時間」の意味はコンビニの「24時間営業」とは異なり、「最終上映時間が午前0時を過ぎる」ことを指す。普通の映画館の最終上映時間は午後11時過ぎのため、「24時間映画館」は市民のナイトライフを豊かにし、「深夜の残業族」の娯楽ニーズを満たすことができる。

 2館は上映作品の選択については、共に「4大テーマ」に絞るとしている。

 第1は中国革命を題材とする歴史的な「紅色映画」で、上海の紅色文化(共産党精神)。第2は「海外映画」で、上海国際映画祭の開催に当たり、中国と海外の映画交流のプラットフォームを構築し、映画ファンの多元的な要求に応える。第3は古典作品で、京劇や越劇(伝統歌劇)。第4は、若者が好む海外・国内で同時封切りのキャラクタームービー(アニメやネットゲームのヒーローなどが題材)だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News