【7月21日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第4戦、第148回全英オープン(The 148th Open Championship)は20日、北アイルランドのロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフクラブ(Royal Portrush Golf Club)で3日目が行われ、シェーン・ローリー(Shane Lowry、アイルランド)が後続と4打差の単独首位に立った。スコアを8ストローク伸ばした3日目について、ローリーは「過去最高の一日」と話している。

 1951年以来、およそ70年ぶりとなった北アイルランド開催の全英オープンで、32歳のローリーは8バーディー、ノーボギーのスコア「63」をマークし、後についてまわる無数のギャラリーを喜ばせた。

 63は今大会の最少スコアで、2017年の全英オープン(The 146th Open Championship)でブランデン・グレース(Branden Grace、南アフリカ)が記録したメジャー史上最少の「62」に次ぐ数字となる。18番で約6メートルのバーディーパットを沈めればそれに並べたが、パットはわずかにカップを外れた。

 それでも3日目を終えてスコア「197」の通算16アンダーは大会最少で、ローリーは2位以下に大きな差をつけてトップに立っている。

 ローリーは「正直に言って、ゴルフを始めてから最高の一日だ。どういうことなのか自分でも説明がつかない」「明日は難しい1日になると思う。かなりひどい嵐が近づいているらしいしね」とコメントした。

 ローリーは、こちらも人気のトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)とともに最終組で午後1時47分(日本時間21日午後9時47分)にスタートする予定となっている。大会主催者は荒天の予報を考慮して、最終日のティーオフの時間を前倒しすることを決めた。

 2016年の全米オープン選手権(2016 US Open Championship)で、ローリーは最終日にスコア「76」と大崩れし、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)に優勝をさらわれたが、その二の舞は避けたい。ローリーは「あれは昔の話。僕は自分が別人になったと感じている。ゴルファーとして大きく変わったとは思わないが、人としては今は別人だ」と話した。

 フリートウッドはこの日スコア「66」をマークし、ローリーと4打差の2位につけている。通算10アンダーのJ・B・ホームズ(J.B. Holmes、米国)が6打差の単独3位、世界ランク1位のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)とジャスティン・ローズ(Justin Rose、イギリス)が7打差の4位タイで追っている。(c)AFP/Jed Court