【7月19日 AFP】(更新)米国が中東のホルムズ海峡(Strait of Hormuz)でイランの無人機(ドローン)を撃墜したと発表したことについて、イランのアッバス・アラグチ(Abbas Araghchi)外務次官は19日、イランは無人機を一切失っていないと否定し、米国が「誤って」自国の無人機を撃ち落とした可能性を示唆した。

 アラグチ次官はツイッター(Twitter)に「われわれはホルムズ海峡でもほかの場所でも一切無人機を失っていない。米強襲揚陸艦ボクサー(USS Boxer)が誤って自国の無人機を撃ち落としたのではないかと懸念している」と投稿した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、イランの無人機がホルムズ海峡を航行中の米海軍艦艇の安全を脅かしたため、同艦艇が無人機を撃墜したと発表。

 一方でイランのモハンマドジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)外相は18日、米ニューヨークの国連(UN)本部に到着した際に「きょう、無人機を失ったという情報はない」と述べていた。(c)AFP