【7月19日 AFP】米航空機大手ボーイング(Boeing)は18日、2度の墜落事故を起こした737MAX型機の世界的な運航停止を受けての航空会社への補償と、同機の生産減に伴う費用が合わせて約66億ドル(約7100億円)になると発表した。

 ボーイングによると、737MAXの運航停止に絡む納入遅延などの航空会社への補償額は税引き後で49億ドル(約5300億円)となり、2019年4~6月期決算に追加費用として計上される。

 また737MAXの生産率低下により、利益がさらに17億ドル(約1800億円)押し下げられる見通しだという。

 346人の死者を出した2度の墜落事故の影響により、737MAXは3月半ばから運航が止まっている。ボーイングはその名声に傷がついたほか、被害者家族から多くの訴訟を起こされた。

 これまでのところ737MAXの運航再開のめどは立っていない。(c)AFP/John BIERS