【7月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は17日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が触手を伸ばしているとされるリロイ・ザネ(Leroy Sane)について言及。クラブで満足している選手だけ残したいと警告した。

 シティはザネに新たな契約をオファーしているが、グアルディオラ監督はドイツ代表ウイングの将来に疑問を呈した。

 中国の南京(Nanjing)で行われたプレミアリーグ・アジアトロフィー(Premier League Asia Trophy)でシティがウェストハム(West Ham)に4-1で勝利した試合後、グアルディオラ監督はザネについて「ここ(シティ)にいる選手には幸せであってほしい。もし彼が残りたいのであればこれ以上ない喜びだし、チーム全体で彼をサポートする」と話した。

「われわれは彼のポテンシャルを知っている。彼のレベルを知っている。信じられない選手だ」「だが同時に、私はクラブに対し10回はこう言っている。選手にはここにいて幸せであってほしいし、もし残りたくないのであれば出ていくことができると」

 また、かつてバイエルンを指揮したグアルディオラ監督は「しかし、彼とここで一緒にやりたいという強い気持ちは、いつもわれわれの中にある」と複雑な心境を明かしている。

 23歳のザネは、かねてドイツ王者バイエルンへの移籍がうわさされていて、昨季は何度かチームから冷遇された。

 自身がザネの残留を期待しているか、またザネ本人はシティにとどまりたいと考えているかどうか問われたグアルディオラ監督は、「イエス」とだけ答え、それ以上語ることは拒んだ。

 ザネが途中出場したウェストハム戦に勝利したシティは、20日に行われる決勝でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)と対戦する。(c)AFP