コンゴのエボラ流行、WHOが緊急事態宣言 史上5度目
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【7月18日 AFP】世界保健機関(WHO)は17日、コンゴ民主共和国で続くエボラ出血熱の流行について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。この宣言は世界で最も深刻な疾病流行を対象とするもので、これまで4度しか出されていなかった。
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WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は声明で、「世界が注意すべき時だ」と述べ、同宣言を出すべきとした諮問委員会の勧告を受け入れた。
これまで同宣言が出されたのは、2009年のH1N1型インフルエンザ(豚インフルエンザ)流行、14年のポリオウイルス流行、14~16年の西アフリカでのエボラ出血熱流行、2016年のジカ熱流行の4度のみ。
今回のエボラ出血熱は、コンゴ民主共和国の北キブ(Nord-Kivu)州で発生し、隣のイトゥリ(Ituri)州に拡大。発生が発表された昨年8月1日以降の死者数は1600人を超えている。(c)AFP