【7月18日 CNS】中国・雲南省(Yunnan)紅河州(Honghe)緑春県(Lvchun)の男性が、山で拾った子グマを2か月間育てた後、森林警察署に引き渡した。

 男性は5月、裏山で雑草を刈っていた時、小さな動物の鳴き声を聞いた。近くを探すと、草むらの中から弱々しそうな黒い子グマを見つけた。しばらく様子を見守ったが、親グマの姿はない。辺りが暗くなり、「このままでは子グマが死んでしまうかもしれない」と思い、家へ連れて帰った。

 約2か月間の飼育で、子グマは少しずつ大きくなった。見た目やしぐさは非常にかわいいが、男性は「このまま大きくなれば、家族や村人に危害を加えるかもしれない」という不安も芽生え、森林警察署に「子グマを引き取ってもらないか」と連絡した。専門家の鑑定により、子グマは国家二級の保護動物であることが判明。子グマは雲南省野生動物保護センターに送られ、安全な環境で過ごしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News