【7月16日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が15日、1週間遅れでチームに合流して練習に復帰した。ネイマールは数日前、サッカー人生で最も印象的な出来事について、当時所属していたスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)がPSGに逆転勝ちした試合であると述べ、物議を醸したばかりだった。

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 仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)のサイトに投稿された映像には、髪を金色に染めたネイマールが、PSGの練習場の前で黒いメルセデス(Mercedes)の車から降りる様子が捉えられていた。

 その後、ネイマールの公式サイトはツイッター(Twitter)に、同選手がトレーニングルームで体を動かしている写真を投稿し、「練習に復帰した!」というキャプションを添えていた。

 PSGは前週8日に正式にプレシーズンを始動させていたが、バルセロナ復帰がうわさされているネイマールの姿はそこになく、選手側は練習を欠席することはクラブ側と合意していたと主張していた。PSGは先週、自身の財団が運営する5人制サッカーの慈善イベントに出席するためブラジルに残ると述べていたネイマールに対し、「適切な措置を取る」と圧力をかけていた。

 ネイマールはチームに復帰したばかりだが、他の選手たちは16日にディナモ・ドレスデン(Dynamo Dresden)との最初の親善試合を行う予定となっている。また、今週末にニュルンベルク(1. FC Nuremberg)とも対戦予定で、その後はアジアに飛び、27日にマカオ(Macau)でイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)と対戦する。

 また、来月3日に中国の深セン(Shenzhen)で行われるフランス・スーパーカップ(Trophee des Champions 2019)のレンヌ(Stade Rennes FC)戦が、今季初の公式戦となる。

 しかし、昨シーズンのフランス杯(French Cup 2018-19)決勝でレンヌにまさかの黒星を喫した後、ファンを殴打したネイマールには出場停止処分が残っており、仮にPSGに残留することになればこの試合に出場することはできない。

 ネイマールはまた、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)決勝トーナメント1回戦のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦後、審判に暴言を吐いたとして制裁を科されており、今シーズンの同大会ではグループステージの最初の3試合で出場停止処分になっている。(c)AFP