ネイマールがバルサの大逆転劇に言及、PSGとの関係悪化は必至
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【7月15日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は14日、サッカー人生で最も印象的な出来事は、当時所属していたFCバルセロナ(FC Barcelona)がPSGに逆転勝ちした2017年の試合だとし、現所属クラブとの関係をさらに悪化させた。
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オンライン・スポーツチャンネルの「オーマイゴール(Oh My Goal)」で控室の最高の思い出を聞かれたネイマールは、現在の所属チームに勝利した試合後だと答えた。
13日に掲載されたインタビューでネイマールは、「試合の後はみんなクレイジーだった。全員が最高の気分だったと思う」と話している。
ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)でインタビューに答えたネイマールは、プレシーズンの練習に現れなかったとしてクラブから批判されているが、慈善団体であるネイマール・インスティテュートの活動のためブラジルにとどまることをPSGは了承していたと反論している。
今回のこの発言によりクラブとの関係はさらに緊張感を増した。ネイマールはパルク・デ・プランス(Parc des Princes)を出てバルセロナ復帰を希望しているが、2年前にPSGが同選手獲得のため費やした2億2200万ユーロ(約270億円)の移籍金がネックとなっている。
また、バルセロナは1億2000万ユーロ(約146億円)でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)からアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)を獲得しており、ネイマールの復帰にも影響を与えている。
2017年の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦でバルセロナは、敵地での第1戦を0-4で落として窮地に追い込まれたが、第2戦でネイマールは88分と91分に得点を記録し、アディショナルタイムにはセルジ・ロベルト(Sergi Roberto)のゴールを演出して6-1とした大逆転劇の立役者となった。
この年の夏にPSGは史上最高額を支払ってバルセロナからネイマールを引き抜いている。ネイマールは「6点目が決まった時の気分は経験したことがないほど信じられないものだった」としている。
この前日にネイマールは、SNSに10秒間の動画を投稿。その映像には、バルセロナ時代のユニホームを着た自身と父親、そして「あなたを攻めるために作られる武器は、どれも役に立たなくなる」という聖書の一節が映し出されていた。(c)AFP